大谷翔平より110キロ遅い“無気力ボール” 見逃した打者も失笑「断然遅かったね」

レンジャーズのブロック・ホルト【写真:Getty Images】
レンジャーズのブロック・ホルト【写真:Getty Images】

レンジャーズ内野手が野手登板で“離れ業”「史上最高の球!」

■アスレチックス 12ー3 レンジャーズ(日本時間8日・オークランド)

 7日(日本時間8日)に行われたアスレチックス-レンジャーズ戦で、衝撃の“超ユルユルボール”が投じられた。9点ビハインドの8回に野手登板したレンジャーズのブロック・ホルト内野手が初球に投じたのは、なんと31.1マイル(約50キロ)。しかもストライクをとるという“離れ業”に、ファンからは「打てない」「こんな球見たことない!」と驚きの声が上がった。

 3-12と敗色濃厚でマウンドに上がったホルトは、いきなり衝撃の山なりボールを投じた。右打席のジョシュ・ハリソンは笑いながら見送り、外寄り高めに決まってストライク。MLB公式サイトによると、球速31.1マイルは2008年以降では最も遅いストライクと判定された球だった。

 打者のハリソンは2球目を打って投ゴロに。ナショナルズ時代に同僚だったホルトの投球を見たことに「実際に対戦してみると、記憶より断然遅かったね」と話した。アスレチックスのボブ・メルビン監督も「30マイルは今までに見たことがないと思う。彼の投げる65~70マイルの球を見ると、100マイルのように感じる」と目を丸めた。

 地元放送局「バリースポーツ・サウスウエスト」や「FOXスポーツ」が動画で公開すると、ファンも抱腹絶倒。「これは美しい」「史上最高の球!」「本当にインクレディブル」「伝説的」などと驚きを隠せないようだった。ちなみにホルトは10球を投げ、1回を1安打無失点だった。

【実際の映像を見る】衝撃的に遅い…超山なりでもストライクとった“無気力ボール”

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