日本ハム・中田翔、同僚への暴力行為で出場停止処分 球団謝罪「決して許されないこと」
8月4日のDeNA戦の試合前に同僚に対する暴力行為が判明、球場からの退場と自宅謹慎
日本ハムは11日、中田翔内野手に統一選手契約書第17条(模範行為)違反による出場停止処分を科したことを発表した。当面の間、1軍、ファーム全ての試合が出場停止となる。
8月4日に函館千代台公園野球場(オーシャンスタジアム)で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の開始前、中田が同僚に対して暴力行為を行ったことが判明。中田に対し試合中に球場からの退場と自宅謹慎を命じ、この件についての調査を実施していた。
球団は被行為者より本件を大事にしたくない旨の申告があったこと、中田が深く反省していることの諸事情を踏まえても統一契約書第17条に違反し、野球協約第60条(1)の規定に該当するものと認定したため、同選手に対して、当面の間、1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を通達した。
球団の代表取締役社長兼オーナー代行・川村浩二氏は以下のコメントを発表した。
「このたびの中田選手の出場停止処分に際して、ファンの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしますこと、ご不快な思いをさせますことに、深くお詫び申し上げます。暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません。ましてや中田選手は球団の主力選手であり、顔であって、全ての選手の模範とならなければならない存在です。中田選手が行った行為は、プロ野球が青少年の健全な育成に寄与し、夢を与えるエンターテイメントでもあることの信頼を著しく傷つけるものです。そのため、当球団はこの行為に対して野球協約に則り、厳正な対応をとることとしました。併せまして、暴力は決して許されないことを全ての球団関係者に再徹底し、選手についてはさらなる教育と指導を通じて、コンプライアンスおよびスポーツマンシップの向上を遂げることにより、ファンの皆様の信頼回復に努めてまいります」
(Full-Count編集部)