日本ハムと異例の同一リーグトレード 西武渡辺GMが語る思惑「補強ポイントが合致」

西武から日本ハムへの移籍が発表された佐藤龍世(左)と木村文紀【写真:荒川祐史】
西武から日本ハムへの移籍が発表された佐藤龍世(左)と木村文紀【写真:荒川祐史】

木村に「本当に感謝」、佐藤には「地元の北海道で頑張ってほしい」

 日本ハムの公文克彦投手、平沼翔太内野手と西武の木村文紀外野手、佐藤龍世内野手の交換トレードが成立した。12日、両球団から発表された。シーズン中の同一リーグでは異例のトレードとなった。

 西武の渡辺久信GMはコメントを発表。「このたびのトレードは、両チームの補強ポイントが合致したということです」とし、木村、佐藤両選手について語っている。

「木村はもともと投手で入団し、途中から野手に転向しましたが、野手として背番号1桁を背負う選手にまで成長したのは、彼の努力の賜物だと思います。入団から今日までの15年間、さまざまな形でライオンズに貢献してくれて本当に感謝していますし、キムがもたらしてくれた勝利が数多くありました。新たな地での活躍を願っています」と木村の長年貢献に感謝した。

さらに「(佐藤)龍世についても将来、ライオンズの軸として活躍してほしいという想いがありました。一生懸命練習に取り組む姿が印象に残っていますし、そんな彼がチームを離れることになりましたが、ライオンズで過ごした間に感じたチームメイトやファンの温かさを胸に、地元である北海道で頑張ってほしいと思います」と佐藤の新天地での活躍を願っていた。

(Full-Count編集部)

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