巨人、後半戦白星発進、首位阪神に1ゲーム差 坂本歴代9位タイ猛打賞で8回一挙逆転

全打席出塁で激走も見せた巨人・坂本勇人【写真:中戸川知世】
全打席出塁で激走も見せた巨人・坂本勇人【写真:中戸川知世】

代打・若林が値千金の同点打、4番・岡本和にも適時打、救援陣光る

■巨人 4ー2 中日(13日・東京ドーム)

 巨人は13日、本拠地・東京ドームで中日と対戦。後半戦初戦は白星発進となった。1-2のビハインドの8回、若林晃弘内野手の同点弾など、一挙3得点で逆転。東京五輪の金メダルを獲得した坂本勇人内野手が3安打、全打席出塁で得点に絡む活躍を見せた。

 初回の巨人。中日先発の柳から松原が左前安打で出塁すると、坂本の左前打で無死一、三塁の好機を演出。丸の右前適時打であっさりと先取点を奪った。

 巨人先発の山口俊は5回途中までノーヒット投球をするなど好調だったが、1-0の7回に先頭の大島を四球で歩かせると、続く、ビシエドに左翼席中段へ15号2ランを運ばれた。

 雲行きが怪しくなったが、8回を大江、桜井が好救援。流れを止めると8回裏に代打・若林が4号同点2ラン。岡本和にも左前適時打が飛び出し、逆転に成功した。さらに大城の右翼適時二塁打で加点した。桜井は今季初勝利を挙げた。

 この日、東京五輪にも出場した坂本は3安打の活躍。通算169度目の猛打賞となり、プロ野球では広瀬(南海)に並び9位タイとなった。試合前には東京五輪のメダリストの祝福セレモニーが行われ、ドミニカ共和国代表で銅メダルとなった巨人メルセデス、サンチェスらとともに花束贈呈に出席。プレゼンターの原辰徳監督から花束を贈られていた。東京五輪の勢いそのままに後半戦も好スタート。首位・阪神が敗れたため、ゲーム差は1となった。

【動画】東京五輪の疲れも見せず…岡本和の適時打で疾走する坂本の実際映像

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