「積み重ねが勝ちに繋がる」 鷹・柳田悠岐が東京五輪で再認識した“大事なこと”
柳田が五輪で再認識した「1球1球の重み」
金メダルに輝いた東京五輪の決勝からわずか6日。束の間の休息を終えて11日から練習を再開させた柳田には、五輪での戦いを経て、改めて再確認させられた「大事なこと」があったという。
「1球1球の重みをさらに感じるようになりました。シーズンは長いんで、なかなか難しいんですけど、1試合1試合というのは、1球1球を大事にやらないといけないなと思いましたし、そういう積み重ねが長いペナントレースで勝てることに繋がると思います。また考えさせられました」
金メダルを目指して戦った東京五輪。1球でさえも気の抜けない緊張感、プレッシャーの中で気持ちをすり減らしながら、5試合を戦い抜き、5連勝を飾った。金メダルに輝いた達成感、疲労感を感じるとともに、試合を戦う上で大切なことを再認識したという。
この日は甲斐拓也捕手、栗原陵矢捕手の2人にもきっちり安打を放ち、五輪での“燃え尽き”などの心配は無用な様子の侍ジャパントリオ。「疲れてはいますけど、試合が始まると一戦一戦勝っていかないといけないので、気持ちが入ります」と語る柳田の視線は、きっちりとシーズンでの戦いに向いている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)