巨人が逆転Vへ加速 5回1失点粘投のメルセデスが活かした「五輪で学んだこと」

大城とバッテリーを組み5回1失点で6勝目をマークした【写真:荒川祐史】
大城とバッテリーを組み5回1失点で6勝目をマークした【写真:荒川祐史】

どんなに苦しい時でも…メルセデスが語ったこと

「五輪で学んだことは常に前向きでいること。ポジティブにいることです。どんな状況でも、難しい状況でも、しっかりと這い上がる。いい方向に気持ちを持っていくことが大事だと思っています」

 前日(13日)には坂本勇人内野手らとともに、東京五輪メダリストのセレモニーに出席。同僚のサンチェスとともに、巨人ナイン、ファンに祝福された。強力なライバル国の左腕だったが、大きな財産をチームに持って帰ってきてくれた。五輪からチーム合流までオフは2日。チームのために戦う姿勢を前面に出している。

 昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けた影響で実戦復帰は4月下旬だった。6月4日の日本ハム戦(東京ドーム)で今季初勝利を飾ると、この日で早くも6勝目(1敗)。3連覇へ不可欠なピースとなった。山口俊、メルセデスで後半戦を2連勝。まもなくエース・菅野智之投手も戦列復帰の見込み。15日の中日戦に先発予定の戸郷翔征投手、今季9勝の高橋優貴投手の若手、ドミニカ共和国銅メダリストのサンチェスも控える。巨人の先発ローテーションは徐々に厚みを増してきている。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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