エンゼルスは「D」、ヤンキースは「C」 昨年オフの補強の成否を米メディア検証
ブリーチャー・レポートがA~Fの5段階で検証
メジャーリーグの2021年レギュラーシーズンは、各球団残り50試合前後となった。オフシーズンに行った補強は成功だったか否か、その答えがはっきり分かる時期を迎えている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、各球団を検証。ダルビッシュ有投手をトレードで獲得したパドレスはA~Fの5段階で2番目のB評価になっている(成績は全て日本時間14日時点)。
パドレスは、オフに大型補強を敢行。ダルビッシュをカブス、ブレイク・スネル投手をレイズ、ジョー・マスグローブ投手をパイレーツからそれぞれトレードで獲得した。6勝4敗、防御率4.80のスネルについては「失望させた」と厳しく指摘。一方の2人は実績を残したとの見方。ダルビッシュここまで7勝7敗、防御率3.70。前回12日(日本時間13日)のダイヤモンドバックス戦で腰の張りを訴え、状態は気になるところだが、シーズン当初からローテの中心としてチームを支えてきた。さらにマスグローブもチームトップの8勝を挙げ、防御率2.81と安定感を見せている。
また、FA加入して34セーブを挙げているマーク・メランソン投手を「抑えのエース」と評価。韓国Kリーグから加わったキム・ハソン内野手、再契約を結んだジュリクソン・プロファー外野手を「有能なユーティリティ」としている。パドレスはナ・リーグ西地区3位だが「こうした選手の補強がなかったら、彼らが(上位2球団=ジャイアンツとドジャースに)食らいつくのは更に難しくなっていたのは確かだろう」と指摘している。