エンゼルスは「D」、ヤンキースは「C」 昨年オフの補強の成否を米メディア検証
エ軍は守護神イグレシアス&右腕コブがプラス材料
大谷翔平投手が所属するエンゼルスはD評価。昨季のチーム防御率は5.09だったが、新たに就任したペリー・ミナシアンはGMは大金を使っての補強は見送った。
プラス面は、レッズからトレード加入したライセル・イグレシアス投手が抑えとして25セーブを挙げ「素晴らしいシーズン」を送っていること。また、オリオールズから移籍したアレックス・コブ投手が15先発登板で7勝3敗、防御率3.82と奮闘している点を挙げた。
マイナス面としては、FA加入したホセ・キンタナ投手が5月まで先発を任されたが、防御率7.22と精彩を欠いたこと。現在は救援を務めている。守備のスペシャリストだったアンドレルトン・シモンズ内野手が退団し、代わりにオリオールズから移籍したホセ・イグレシアス内野手は守備指標で平均以下であることを挙げている。
田中将大投手が去った名門ヤンキースはC評価。今季は再契約したDJ・ルメイヒュー内野手、パイレーツから移籍のジェイミソン・タイヨン投手、FA加入のコーリー・クルーバー投手、開幕直後にレンジャーズから移籍したルーグネット・オドーア内野手、再契約のブレット・ガードナー外野手、6年ぶりにメジャー復帰したルーカス・リットキー投手らが“新戦力”として挙げられる。
ルメイヒューの成績はここまで打率.270、7本塁打、47打点。しかし打率.327を記録した一昨年、首位打者や最高出塁率に輝いた昨年と比較すると物足りない成績となっており、「6年9000万ドル(約99億7000万円)の契約は不吉なスタートを切った」と断じている。
また、今季ノーヒットノーランを達成したクルーバーは防御率こそ3.04だが、怪我でほとんど離脱していることに言及。リットキーはブルペンの一角として活躍するも、そもそも今年1月にアダム・オッタビーノ投手をトレードでライバル球団のレッドソックスに「放出しないほうが良かったのでは」と解説している。
(Full-Count編集部)