662日ぶりの1軍登板 甲斐野央の復活が苦境の鷹リリーフ陣にもたらすもの

右肘の故障で苦しみ、662日ぶりの1軍マウンドに

 先頭の浅間に対して2球連続でボール。見逃しのストライクを1球挟み、4球目は再びボール。3ボール1ストライクとボールが先行したものの、5球目の158キロでなんとか二ゴロに仕留めた。続く西川の6球目には自己最速タイの159キロをマーク。7球目のフォークで空振り三振に仕留めると、高浜はフォーク、フォーク、ストレートで3球三振。継投によるノーヒットノーランを完成させた。

「技術というよりも、気持ちの準備をしっかりとしてマウンドに上がりました。難しい状況でしたが、結果、0点で抑えることができて良かったです」

 試合後は球団を通じて、こうコメントした甲斐野。2年ぶりの復帰登板を上々の形で飾ってみせた。工藤公康監督も「先頭打者は緊張していたみたいだけど、先頭斬って落ち着いて投げられたと思う。これからに繋がるし、いいピッチングだったと思います」と称えていた。

甲斐野が森とモイネロがいない鷹救援陣の救世主に?

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