阪神ドラ1佐藤輝の2発&猛打賞にDeNA三浦監督も脱帽「対策は考えていたが…」

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

対戦打率.328、5本塁打の相性、研究を上回る怪物ルーキーの進歩

■阪神 6ー2 DeNA(17日・東京ドーム)

 DeNAは17日、東京ドームで行われた阪神戦に2-6で敗れた。ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明に2本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せつけられた三浦監督は「対策は考えていたが、打たれたということです」と相手を称えるしかなかった。

 佐藤輝は1回には1死満塁から右翼フェンス直撃の先制安打。3回には新人の左打者では1946年の大下弘(セネタース)を抜きプロ野球最多となる21号ソロを右翼席へ、6回には1969年に田淵幸一が樹立した阪神の球団新人最多本塁打記録に並ぶ22号ソロを左中間席へ、それぞれ放り込まれた。

 先発の浜口遥大投手は6回途中まで投げて5安打6四球3失点。佐藤輝1人にやられた格好だ。三浦監督は試合後、「結果的に1人の打者に3打点。対策は考えていたが、打たれたということです」と脱帽。「また明日、いろいろ考えながら攻めたい」と語った。

 DeNAは佐藤輝に対戦打率.328(61打数20安打)、5本塁打14打点とセ・リーグ球団で最もよく打たれている(17日現在)。本拠地・横浜スタジアムで場外弾を打たれるなど、衝撃的な一発も多い。

 とはいえこの日、3回には佐藤輝が苦手とするコースの内角高めの141キロ速球を右翼席へ運ばれ、6回にも内角低めのストレートを呼び込んだ上で逆方向へ打たれた。DeNAの対策を怪物ルーキーの進歩が上回った格好だ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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