大谷翔平はMVPを「満票で獲得すべき」 40HR&防2.79に米メディアが“猛プッシュ”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

40発&防御率2.79は「理解しがたいことなので、もう一度言わせてほしい」

 打者として両リーグ最速で40本塁打に達し、投手としても8勝1敗、防御率2.79を誇るエンゼルスの大谷翔平投手。まだシーズンを残す状況だが、MVP選出の声は揺るがないようだ。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」では、満票での選出を“ゴリ押し”。「明らかに野球界で最も価値のある選手」と特筆している。

 大谷は18日(日本時間19日)の敵地・タイガース戦に「1番・投手」で出場。40号ソロを放っただけでなく、メジャー自己最長の8回を投げ、今季8勝目を挙げた。19日(同20日)の同カードでは「1番・指名打者」として2安打1打点。打点王争いでトップに1点差に迫った。打撃2冠も視野に入ってきた中、同誌はア・リーグMVPの行方について「彼は満票選出でその賞を獲得すべきである」と力説する。

 ブルージェイズのゲレーロJr.は35本塁打でリーグ2位、88打点は大谷と並んでリーグ2位タイだが「オオタニの活躍は比較することはできない」とも。何より、“投手”が40本塁打も放っている事実は信じられない様子。「簡潔に言うと……この男は40本塁打と防御率2.79を記録している。理解しがたいことなので、もう一度言わせてほしい。この男は40本塁打と防御率2.79を記録している」と何度も強調した。

 二刀流の活躍は眩しすぎる一方で、チームはア・リーグ西地区4位に低迷する。ワイルドカード争いでも苦しい状況にいる。記事でも「彼の姿をプレーオフで見られないのは残念だ」と指摘。ひとまずは、大谷がどんな記録を打ち立てるのかに最大限の注目が注がれる。

(Full-Count編集部)

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