大谷翔平がリトルリーガーたちへ“粋な”振る舞い　米記者が注目「全員に会釈した」

8回の打席では子どもたちから「ショーヘイ！」コール

■インディアンス 3ー0 エンゼルス（日本時間23日・ウィリアムズポート）

　エンゼルスの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われたインディアンス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2打数1安打2四球だった。第1打席で2試合ぶり安打となる右前安打。米記者はこの打席に入る前に大谷が行った“ある行動”に注目した。

「リトルリーグ・クラシック」として、リトルリーグ・ワールドシリーズの開催地で行われたこの日の試合。初回、先頭打者として打席に入った大谷は右腕クアントリルと対峙すると、7球目を弾き返した。鋭い打球は二塁手ジメネスのグラブをかすめ、右前へ。2試合ぶりの安打を放つと、すかさず今季19個目の盗塁も決めた。

　この打席に入る前、大谷はスタンドで観戦していたリトルリーガーたちに“粋な振る舞い”を見せていた。MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニはボウマン・フィールドでのリトルリーグ・クラシックの先頭打者として打席に向かう前に、観客席のリトルリーガーたち全員にしっかりと会釈した」とレポートした。

　3点を追う8回には1死一、三塁で打席に入ると、子どもたちから大きな「ショーへイ！」コールを一身に受けた大谷。この打席はこの日2つ目の四球に終わり、リトルリーガーたちの前で夜空にかかるアーチは放てなかったが、その勇姿は子どもたちの記憶に残ったことだろう。