大谷翔平は“クリーン”な「スターだ」 ステロイド時代を払拭させると球界OBが絶賛
野球の進歩には“驚き”が必要、大谷に憧れる少年少女が次の主役
大谷は今季、両リーグ最速で40本塁打を記録した強打と、直球が時速100マイルを叩き出すような圧倒的投球で球界を沸かせている。しかも、ステロイド使用とは無縁の、クリーンでタフな体だ。グランビル氏は「ステロイド時代が、私から奪ったものを取り戻してくれたオオタニに感謝している」とし、あまりに破天荒な活躍を「想像のラインを書き換えている」と表現した。そして、大谷が球界に与えたインパクトをこうつづっている。
「私は、最高の選手たちを相手にプレーしてきた。最高の選手たちと共にプレーしてきた。リプレーでもう一度確かめたくなるような選手たちがいた。スターとして尊敬したくなるような選手たちがいた。オオタニはそんなスターだ。彼がフィールド上で見せる素晴らしさは、私たちのベースボールを再び活気づけている。彼はどんな瞬間でも魔法を起こせる全ての要素を持っている」
日本人初の大リーガー、村上雅則氏はかつてグランビル氏の「最も楽しみにしている日本人選手は誰か」という取材に、当時まだ10代だった大谷の名を挙げたという。日本で育まれた才能は、本場のベースボールを救おうとしている。
記事はこう結ばれている。「どんな道を選ぶのかは大切だ。そしてショウヘイ・オオタニは、進歩のためには“驚き”が必要な要素だと思い出させてくれた」。大谷の突き抜けた活躍に驚いた少年少女が、次の野球の進歩を生み出す。大谷翔平は野球の健全な進化の一翼までも、担っているようだ。
(Full-Count編集部)