大谷一問一答 5回4失点降板に悔しさ吐露「7回までは」 初の3被弾は「1、2、3で」
自身初の1試合3被弾も5回7奪三振5安打4失点、打撃は4の0で打率.267
■オリオールズ 10ー6 エンゼルス(日本時間26日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・オリオールズ戦に「1番・投手」で出場したが、今季9勝目はお預けとなった。メジャー初の1試合3被弾したものの、5回7奪三振無四球、5安打4失点と粘投。勝利投手の権利を持って降板したが、8回に救援陣が打たれて勝ち星は消滅した。防御率3.00。チームは逆転負けを喫した。
ボルティモアで初の先発マウンド。初回、マリンズに先頭打者弾を浴びると、2死後、サンタンダーにも右越えソロを被弾した。1イニング2被弾はメジャー初だった。2、3回とゼロに抑えたものの、6-2で迎えた4回無死一塁ではスチュワートに左中間2ランを被弾。1試合3被弾は日米通じて初めてだった。
1試合4失点以上は7失点した6月30日(同7月1日)の敵地・ヤンキース戦以来7登板ぶりだった。救援陣に勝ち星を託したが、1点リードの8回に一挙5失点。フォーシームは最速97.3マイル(約156.6キロ)、防御率3.00となった。打撃では4打数無安打で打率.267。試合後は淡々と試合を振り返った。
――ここ数回の登板と違って内容は良くなかった。
「打っているのが本塁打になっているか、なっていないかの違いかなと思いますね。そこでツーベース、単打だと違うと思いますし、また打たれているのが本塁打になっているか、なっていないかの違いかなと思います」
――ホームとビジターの投手成績の差がある。ホームより投げにくいか。
「そこまではないですかね。マウンドの違いはもちろんあるので、調整しなければいけないというのはあると思うんですけど。普通に考えたらホームが一番成績が良くなるというのは、どの投手もだいたい同じかなと思います」
――制球は問題なかったように見えた。
「そうですね。だいたい1、2、3で来ているようなホームランなので。それがきっちり投げてフライアウトになるか、ならないかは、その時次第というのがあるので。基本的にはゾーン内で勝負して。打たれはしましたけど、そんなに前回と変わらずに良かったかなと思っています」
――ここ最近は中6日で先発している。先発投手が離脱したが、登板間隔を短くすることは。
「それはチームの方針次第かなと思うので。いけ、と言われたら、もちろんいきたいなと思いますし、ただ野手も少ないですし、レギュラー陣もみんな怪我でいないので。もちろん打撃でもしっかり出ないといけないので。そこのさじ加減は任せています」
――ここ6試合はスライダー、カットボールの割合が多かった。単純に状態が良いからか。
「そうですね。スプリットも投げてはいますけど、そんなにムキになって三振を取りに行くよりかは球数を考えながら、なるべく長いイニングを。今日も7回ぐらいまでは全然いくつもりでしたけど。はい、そういう感じで投げています」
――マドン監督がその日の球種の状態で配球を決めていると話していた。
「全体的にそんなに悪くなかったかなと思います。さっきも言った通り、ヒットになっているのが全部本塁打になっているだけなので。いい角度で上がっている打球が多かったかなという感じかなと思います」