阪神&巨人と「3強」を形成するヤクルト 2年連続最下位チームは何が変わったのか

1番塩見はリーグ3位の盗塁数、オスナ&サンタナの両新外国人が機能

 打線はチーム打率.256(リーグ3位)、94本塁打(同3位タイ)、56盗塁(同2位)とバランスがいい。東京五輪金戦士の山田哲人内野手が26本塁打(同3位)、村上宗隆内野手が30本塁打(同2位)を放ち、1番に定着した4年目28歳の塩見泰隆外野手が18盗塁(同3位)をマークしている。

 ホセ・オスナ内野手、ドミンゴ・サンタナ外野手の活躍も大きい。新型コロナウイルスの影響で合流が遅れたがすぐに日本の野球に溶け込み、オスナはリーグ4位の打率.311をマーク。サンタナも規定打席には到達していないが.281を記録している。塩見から青木、山田、村上、オスナ、中村、サンタナと打順を固定して戦えているのも強みだ。

 ヤクルトの残り試合は53。ここまで上位2強との分は悪く、阪神に3勝10敗2分け、巨人には5勝8敗1分けと負け越している。阪神とは10試合、巨人とは11試合残しており、6年ぶりリーグ制覇はこの21試合をどう戦うかにかかってきそうだ。

(Full-Count編集部)

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