19連敗中の“最弱”球団に連敗 大谷翔平が打っても投げても勝てぬエンゼルスの窮状

大谷が本塁打を打った38試合は負け越し、大谷の白星は3試合で消滅

 投打で“孤軍奮闘”の大谷だが、その活躍がなかなか報われない試合も多い。前日は勝ち投手の権利を手にしつつも、チームは逆転負け。この日は先頭打者弾含む3度出塁しながらも大敗。今季はこういった試合が多くある。

 打者で言えば、今季ここまで41本塁打を放っているが、大谷がアーチをかけた全38試合で、チームは18勝20敗と2つの負け越し。リードを奪いつつも、追いつかれたり、ひっくり返される試合が散見されている。

 投手でもそうだ。今季ここまで19試合に登板し、8勝1敗、防御率3.00の好成績を残す。ただ、大谷の登板した試合全てを見ると、チームは12勝7敗。大谷が勝ち投手の権利を持ちながら、リリーフ陣によって白星が消滅した試合が3試合あり、好投しつつも味方の援護がなかった試合も3試合ある。

 こうしたチーム状況には、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でスポーツコラムニストとして活動するヘレネ・エリオット氏も「オオタニとトラウトの全盛期を無駄にし続けている。質の高い先発投手にもっと重きを置かない限り、これは終わりなく繰り返されるだろう。オオタニとトラウトが抜きん出ても、チームはプレーオフに進出できない」と厳しく指摘していた。

(Full-Count編集部)

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