小久保ヘッドも評価「外せない存在」 鷹・牧原大の意識を変えた“TVの中の野球”
1軍復帰後は8試合連続安打、3試合連続でマルチ安打中
そう考えられるようになったキッカケは故障離脱中にあった。野球ができない日々。1軍の試合をテレビで見ていて、ふと気付いたことがあった。「リハビリ中に野球ができていなかった時に1軍の試合をテレビで見ていて、打てなくても周りの人は気にしていないんだな、と。どうしても落ち込んでしまうところがあったので」。
結果が出ていないと、どうしても周囲の反応、目が気になった。ただ、外からチームを見てみると、思っていたほど、選手個々の結果を周囲は影響されていないことに気付かされた。その結果「打てない時は打てない、純粋に野球を楽しもう」と思えるようになった。それが8試合連続安打という結果になって表れている。
この日の試合前に小久保裕紀ヘッドコーチが「今1番状態がいいし、ショートを守ってもセンターを守ってもレベルが高い守備をする。今外せない存在」とも評価した牧原大。4位からの巻き返しを図りたいソフトバンクにとって、重要なリードオフマンとなっている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)