「最後まで投げるのが醍醐味」西武今井が2年ぶりの完封で示した先発投手の誇り

オリックス戦に先発した西武・今井達也【写真:宮脇広久】
オリックス戦に先発した西武・今井達也【写真:宮脇広久】

「本当に次はない」危機感が粘りを生み自己最多の142球

■西武 7ー0 オリックス(11日・メットライフ)

 西武の今井達也投手は11日、本拠地・メットライフドームでオリックスを3安打13奪三振完封。今季7勝目(5敗)を挙げた。完封は2019年5月5日の楽天戦(メットライフドーム)以来、自身2年ぶり2度目。1試合2桁奪三振はプロ入り後初だ。チームは7-0で大勝した。

 危機感が粘り強さを生んだ。今井は前々回登板の8月28日・日本ハム戦で5回7失点KOされ、前回の今月4日・楽天戦でも3回1/3で7失点。「本当に次はない、この試合に全力を尽くす心構えで臨みました」と背水の陣を敷いていた。

 この日の試合前には、捕手の森友哉から「3回でバテてもいいから、1球1球全力できてくれ」と言われていた。実際、立ち上がりからMAX155キロを計測した速球を軸に押しまくる。4回には2番・宗、3番・杉本、4番・T-岡田を3者三振に仕留めた。

 制球難に悩まされ続けてきた今井は今季、無駄な力みを除いた“リラックス投法”を身に付けようと、暗中模索している。辻発彦監督からは「意図はわかるが、リラックスの仕方を間違えている」と苦言を呈されたこともあった。だが、この日に限っては、そんな迷いも振り切り、腕を強く振った。

「『おまえに任せた』と言ってもらえる投手になりたい」

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