シャーザーの3000奪三振は「芸術」 3者連続3球斬りの無双投球は「反則技」

通算3000奪三振を達成したドジャースのマックス・シャーザー【写真:AP】
通算3000奪三振を達成したドジャースのマックス・シャーザー【写真:AP】

パドレス戦で8回被安打1、9奪三振の快投

■ドジャース 8ー0 パドレス(日本時間13日・ロサンゼルス)

 ドジャースのマックス・シャーザー投手が12日(日本時間13日)の本拠地パドレス戦で、大リーグ史上19人目となる通算3000奪三振を達成した。2回には3者連続3球三振を奪い、さらに8回1死まで走者を1人も出さない完全投球。現役最高峰の投手という評価に恥じない快投に、ファンからも称賛が殺到している。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで、シャーザーが2回に奪った3者連続3球三振の映像を紹介。ファンからは「マジか」「人間の宝」「何度でも見れる」「芸術」「反則技」とコメントが並ぶ。

 8回92球を投げ被安打1本、9奪三振。芸術のような投球だった。会見に登場したシャーザーは通算3000奪三振について「素晴らしい成果だと思う。僕は三振を奪うのが好きなんだ。僕にとっては耐久性の証明だと思う」とコメント。2008年にダイヤモンドバックスで大リーグデビューしてから、14年目での大記録を振り返った。

 リーグ最多奪三振3度の実績が示すように、奪三振でアウトを積み重ねていく豪快かつ正確無比な投球がシャーザーの代名詞だ。三振を奪う意味を「ボールをインプレーに出来なければ、ヒットは打てない。三振というのは、効率よく奪いたいもの。奪うために8球もかけたくはない。球数が増えてしまうからね。手際良く三振を奪いたいと思うだろう。ボールがインプレーになると、どんなことでも起こり得る」と明快に説明してみせた。

(Full-Count編集部)

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