シーズン途中の補強が“大当たり” 首位快走のロッテで見逃せないフロントの慧眼
ロメロ、エチェバリア、小窪も揃って1軍で戦力に
また、東京五輪の中断期間中に加入が決まった元中日の左腕ロメロもローテの一角を担う。150キロ台の力のある真っ直ぐに、スライダーやチェンジアップを駆使し、4試合に先発。白星こそ1勝だけながら、防御率1.54と好投を続けており、台所を支える貴重な先発投手となっている。
開幕直後の4月に入団したエチェバリアは打率.191と打撃面では期待を裏切っているものの、守備面での貢献度は高い。14日のソフトバンク戦でも、途中出場してすぐに中前へと抜けようかというゴロをキャッチしてピンチの拡大を防いだ。広島を退団、火の国サラマンダーズでプレーし、支配下登録期限ギリギリに加入が決まった小窪もデビュー戦でいきなり本塁打を放った。
シーズン途中加入の選手がこれほどまでに1軍で戦力となり、チームの欠かせぬ存在となることは珍しい。チームを率いる首脳陣、そしてプレーする選手たちの奮闘ぶりはもちろん、的確な補強戦略を実行したフロントの慧眼も今のロッテの見逃せないポイントだろう。
(Full-Count編集部)