前田健太、来季復帰は「投げられればいいなくらいで…」 TJ手術後の経過は「順調」

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

手術には右手首の腱移植とともに人工靭帯が用いられた

 今月1日(日本時間2日)に右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたツインズ前田健太投手が15日(同16日)、オンライン会見に応じ、術後の経過などを語った。前日に抜糸したという右腕は「リハビリもスタートして順調に進んでいる」と明かし、復帰時期については「無理をすると失敗すると思っている」と慎重に進めていく考えを示した。

 手術を受けてから2週間。テキサス州ダラスの施設で前田は連日2、3時間のリハビリを行っているという。利き腕が使えず「何をするのも大変」と話したが、抜糸したことで「今日から汗をかくようなトレーニングをスタートできた」説明。「戻った時にいいパフォーマンスが出せるように、という気持ちを持っている」と前向きに語った。

 今回の手術には、右手首から取った靭帯を移植するとともに最新の技術「インターナル・ブレース」(人工靭帯)が用いられた。通常のトミー・ジョン手術よりも復帰までの期間が短縮されるとされ、日本選手としては初の試み。「普通のトミージョンよりも強化して戻れるということなので今後増えていくんじゃないかなと思います」と述べた。

 とはいえ、復帰までには慎重に歩を進める予定だ。「リハビリなどの進み具合で決まってくると思います。投げられるのがベストですが、無理をしてでも急いで2022年に戻ろうという考えでやると失敗すると思っている。過程をしっかり進めながら、投げられるのであればいいなくらいで考えています」と明かした。

【動画】トミージョン手術から復帰を目指す前田 リハビリを行う実際の映像

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