CY賞右腕シャーザーが語る大谷翔平 野球界の発展、登板前後の出場どう見る?

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「大谷の打撃やピッチングを見て、子どもたちが、あらゆる可能性を視野に入れてくれる」

 ドジャースのワールドシリーズ連覇の期待を背負いシーズン途中にトレード移籍したマックス・シャーザー投手。現役最多となる3度のサイ・ヤング賞を手にする現役最強右腕が「Full-Count」の独占インタビューに応じ、帝王の哲学、歴史的なシーズンを過ごすエンゼルス・大谷翔平について語ってくれた。今回は大谷編をお届けする。【盆子原浩二】

 37歳のベテラン右腕は今季のオールスターゲームで大谷と出会った。今シーズンは投打の二刀流でフル回転し、打者としては44本塁打を放ち本塁打王争いを繰り広げ、投手としても9勝(2敗)を挙げチームの勝ち頭となっている。

 メジャーを圧巻する二刀流の姿に右腕は「とんでもないことをしているね」と驚きの表情を浮かべた。近年の野球少年は幼い頃から一つのポジションに固定されていたことを言及し「彼らは打って投げて守って、野球にはあらゆる楽しさがあることを忘れてしまってるんだ。でも、大谷の打撃やピッチングを見て、子どもたちが、あらゆる可能性を視野に入れてくれるようになると思う」と、野球界の発展に期待を込めた。

 シャーザーは大谷の存在がこれまであった野球の常識、子どもたちの未来を変える可能性を口にする。「11歳、12歳くらいになっても、コーチに一つのポジションを強制されるんじゃなくて、野球をいうゲームそのものを丸ごと楽しんでほしいと思う」。

 誰もが不可能と思えた投打同時出場の“リアル二刀流”、そして2018年のシーズンではなかった、登板日前後に打者として出場する姿には「いいルーティンが存在してるんだろうね。自分の体をよく理解していて投げる時、打つ時それぞれのいい習慣があるんだと思うよ」と分析。

 メジャー4年目のシーズンを迎え大谷にはこれまでとは決定的な違いがあるという。常に結果を残し続ける右腕は「実際、長いシーズンを戦う上で、90パーセント以上は自分との戦いになってくる」と指摘。その中で「今年はシーズン通してケガをせずに過ごしているから、自分の体と向き合う方法を確立したのかもしれないね」と、大谷が二刀流のルーティンを見つけた可能性を口にした。

 日本人初の本塁打王、そしてア・リーグMVPも視野に入る大谷。唯一無二の“二刀流”に現役最強右腕も「彼の今後を楽しみにしてるよ」とエールを送っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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