鷹とオリが苦戦、日本ハムと西武が“台風の目”? 9月に入って混沌とするパの勢力図

日本ハム・栗山英樹監督(左)と西武・辻発彦監督【写真:石川加奈子、荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督(左)と西武・辻発彦監督【写真:石川加奈子、荒川祐史】

ロッテを追いかけるオリックス、楽天、ソフトバンクは奮わず

 この2球団に続いているのが5位の西武。18日のオリックス戦で敗れて6勝6敗1分と月間5割に戻ったものの、まずまずの成績となっている。3球団と対照的に、優勝争いの渦中にあるオリックス、楽天、ソフトバンクの成績は芳しくない。

 楽天は13試合を終えて6勝7敗と1つの負け越し。ソフトバンクは4勝6敗2分と2つの負け越しで、日本ハム、ロッテと戦った直近6試合は4敗2分と1勝もできなかった。借金は今季ワーストの3に膨らみ、ロッテとの差も8ゲームまで拡大。優勝は非常に厳しい状況に追い込まれている。

 ソフトバンク以上に急失速しているのがオリックス。15試合を終えて5勝8敗2分とパ・リーグ6球団でワーストの成績となっている。主砲の吉田正尚の故障離脱も痛いが、投手陣の月間防御率が5点台と悪化しており、苦戦の要因となっている。

 西武は3位の楽天まで6.5ゲーム差、日本ハムも7.5ゲーム差と両チームともにクライマックスシリーズ進出の可能性も残る。ここに来て状態を上げつつある西武、日本ハムの下位2球団が優勝争い、そしてCS争いの“台風の目”になるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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