投手なのに驚異の打率.276 DeNA今永昇太はなぜ打撃も疎かにしないのか?

今季29打数8安打の打率.276を記録しているDeNA・今永昇太【写真:荒川祐史】
今季29打数8安打の打率.276を記録しているDeNA・今永昇太【写真:荒川祐史】

三浦監督も「24シーズン連続安打」のギネス記録を持つ

 投げるだけでなく、打つ、そして走るに全精力を注ぎ込む今永の姿勢に、三浦大輔監督は「投げるだけでなく、打席でも何とかしようとするし、塁に出ればしっかり走る。走った後でも、バテることなくしっかり投げる体力を持っている。他の投手にもいい影響を与えてくれる投手です」と絶賛する。

 今永の今季の打撃成績は29打数8安打で、打率はレギュラー野手並みの.276。今永は「たまたま打数が少ない段階でヒットが重なっただけ。それでも、そういう数字が並べば、相手投手は気持ちが悪いと思います」とうなずき「僕は自分がやられたら嫌だなと思うことを、やっているだけなんですよ」と笑った。

「今永のお陰で、ヒットは出ないまでも、何とかしようという姿勢が、いい形で他の投手に広がってきた。皆がアウトになった時、悔しい表情をするようになった」と三浦監督。そう言う指揮官自身、現役時代には投手として歴代最長の「24シーズン連続安打」を記録し、ギネス世界記録に認定された過去を持つ。

「投手も打席を疎かにしないことが、ベイスターズの伝統に」

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