大谷翔平、10勝目ならず 103年ぶり偉業もお預け「勝ちたい気持ちは常に持っている」

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)
会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

自己最長タイ8回10奪三振2失点と力投、打撃は2打数無安打2四球

■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間20日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・アスレチックス戦で「2番・投手」で出場して8回5安打2失点の力投。今季3度目の2桁10三振を奪ったが、メジャー4年目で初の2桁10勝目はならなかった。勝ち負けは付かなかった。「コマンドが良かった。打たれたのが本塁打。そこら辺は前回に続いて反省点かなと思います」と振り返った。

 剛腕モンタスとの投手戦となった。決め球のスプリットが威力を発揮したが、3回先頭のゴームスにスライダーを痛打されて先制ソロを被弾。4回は1死からチャップマンにフォーシームを中越えソロとされた。8回2死満塁ではチャップマンから空振り三振を奪い、雄叫びを上げてガッツポーズ。自己最長タイ8回で108球(ストライク72球)を投げ、3四球5安打2失点だった。10奪三振は今季最多タイ。フォーシームの最速は99.0マイル(約159.3キロ)。防御率3.28となった。

 打撃では初回1死は四球。3回2死二塁で敬遠四球で歩かされた。6回先頭ではセーフティバントで出塁を狙ったが、惜しくも失敗に終わった。8回2死は空振り三振。2打数無安打2四球で連続試合安打は「3」でストップ。8試合ノーアーチとなった。「もちろん取りたい気持ちはあります。1打席1打席いい感覚で。まずはいい打席を増やしたいのが一番かなと思います」と前を向いた。

 今季2敗目を喫した前回10日(同11日)の敵地・アストロズ戦に続き、勝ち星をつかめなかった。両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打は次回登板以降に持ち越しとなった。「勝ちたい気持ちは常に持っています。勝つということはチームがリードしている状態でマウンドにおりるということ。ゲームをコントロールして守り切る。今日みたいに先制点を与えてしまって、打線としてもいい流れでないとなると、8回2失点に抑えても勝てないと思うので。そういうゲームを多く作れるように頑張りたいなと思います」と前を向いていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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