大谷一問一答 103年ぶり偉業に足踏みも「健康で最後まで終わるのが一番の目標」

アスレチックス戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
アスレチックス戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

8回10奪三振5安打2失点と好投「打たれたのが本塁打。前回に続いて反省点」

■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間20日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・アスレチックス戦で「2番・投手」で出場して8回5安打2失点の力投。10三振を奪ったが、10勝目はならなかった。両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打はお預け。勝ち負けは付かなかった。フォーシームの最速は99.0マイル(約159.3キロ)。防御率3.28となった。チームは延長10回で敗れた。

――投球を振り返って。
「全体的にコマンドが良かったです。打たれたのが本塁打になっているので。そこら辺は前回に続いて反省点かなと思います」

――スプリットが多かった。投球割合の51%を占めた。
「もうシーズンも最後の方なので。いろいろと投げながらいきたいなと思っています。シーズンを健康で最後まで終わるのが一番の目標ではあるので。その中で負担のかかる球、かからない球といろいろとありますけど、シーズンの中でトータルとして見た時に。全体の球種を抑えるところもあると思う。今日は残り試合数も少ないので、そういう意味で多めに投げました」

――15日にキャッチボールで右腕に張りが残っていると。もう投げられないことがよぎったか。
「いや、そんなことはないですね。多少、張りがかえってくるのが遅かったので、一応報告した感じです」

――最速99マイルも出た。右腕の張りは。
「問題はなかったですね。球数的に抑えられたら9回もいきたかったぐらいなので。全体的にそういう感じかなと思います」

――チームはポストシーズン争いから外れている。投げ続けるモチベーションはどこからか。
「個人的には投げないと成長できないというか。もちろん今年で終わるわけではないですし、来年以降ももちろん、どんどんどんどん投げ続けたいなという意欲はあるので。1試合1試合より来年につながるように。チームもそういう方針だと思うので。正直、辛い9月ではあるかなと思いますけど、こういう9月を過ごしたくないと思って、また来年頑張れるように。残り試合数頑張りたいなと思います」

――本塁打王をどれぐらい気にしているか。まだ取れるという自信は。
「もちろん取りたい気持ちはあるっちゃありますし、残りももう少ないので。取りたいなという気持ちもありながら。1打席1打席いい感覚で。最後いい感覚で終わるか、悪い感覚で終わるか。来年以降のオフの取り組みも変わってくるので。まずはいい打席を増やしたいなというのが一番かなと思います」

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