今季は初タイトル“豊作”の年に? セ最多勝争いは新顔ばかり、パは打撃で異変
パ・リーグはオリックス・杉本が覚醒…打率、本塁打、打点全てで上位に
パ・リーグでは、覚醒したオリックス・杉本裕太郎外野手が打撃部門を賑わせている。リーグトップの27本塁打をはじめ、72打点はリーグ3位、打率.308はリーグ4位と上位に。2015年のドラフト10位で入団した“ラオウ”が、首位争いをするチームの4番としての地位を確立している。また、85打点でトップに立つ楽天・島内宏明外野手もここまで無冠だ。
投手部門では、オリックス・山本由伸投手が防御率1.46、14勝、165三振と圧倒的な成績で投手3冠をほぼ確実にしているため、初々しい顔ぶれが並ぶ可能性は少ない。ただ、オリックスの2年目左腕・宮城大弥投手が奮闘。ここまで11勝2敗で、リーグ最高の勝率.846。連敗しない限りは、勝率第1位のタイトルを獲得する可能性は高いだろう。また、日本ハム・堀瑞輝投手も今季はセットアッパーとしてチームが低迷する中でも奮闘し、ここまでトップの35ホールドポイントを獲得している。最優秀中継ぎを獲得した場合は、初の栄冠になる。
阪神が2005年以来の優勝に前進するセ・リーグ。一方、昨季の王者・ソフトバンクがBクラスと苦しみ、ロッテが首位に立つなど勢力図が大きく変わってきたペナントレース。タイトル争いにも新たな風が吹いている今季、歴史に新たに名を刻む選手は何人いるのか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)