大谷翔平の本塁打王に障壁? ゲレーロJr.との差が明らかな“後続打者”の弱さ

ロイヤルズもブルージェイズほどではないにしろ中軸はまずまず強力

 一方のペレスはゲレーロJr.と同じ3番に入り、4番にはアンドリュー・ベニンテンディ外野手、5番にはカルロス・サンタナ内野手と並ぶ。ベニンテンディは今季16本塁打。サンタナはここまで19本塁打ながら、2019年に34本塁打を放つなど、メジャー通算259本塁打を放っているスラッガー。ペレスの後ろも強力だ。

 エンゼルスは、マイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手ら、中心選手が怪我で離脱中。その中で大谷は2番ないし3番を任されている。ここ最近、大谷の後ろはフィル・ゴセリン内野手、ジャレッド・ウォルシュ内野手という並び。ゴセリンは今季95試合で打率.269、7本塁打。ウォルシュはここまでチーム2番目の27本塁打を放っているが、後半戦に限れば、5本塁打と失速している。大谷の後ろを打つ打者の弱さも四球を多くさせているのは明らかだ。

 マドン監督は「だからこそ彼がしていることはより感銘を与えるものなんだ」と語り、本塁打王争いを繰り広げている大谷の働きに目を細める。佳境に入ったア・リーグ本塁打王争い。勝負の行方は大谷の前後を打つ打者たちの働きにかかっているのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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