2年ぶり先発は4回3失点も“合格点” DeNAが誇る万能左腕の最適な起用法は?

DeNA・石田健大【写真:荒川祐史】
DeNA・石田健大【写真:荒川祐史】

三浦監督「いろいろ経験を積んできたことを生かして頑張ってほしい」

■ヤクルト 4ー2 DeNA(23日・横浜)

 DeNAの石田健大投手が23日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦で2年ぶりに先発し、敗戦投手となった。法大時代の1年先輩の西浦に3号3ランを浴びて4回5安打3四球3失点。チームは2-4で敗れた。今季は中継ぎで32試合に登板したが、防御率6.75と振るわず、前半戦終了後に2軍で先発に配置転換して調整していた。

 立ち上がりは快調だった。ストレートは最速148キロを計測。1回は高めの147キロで山田を空振り三振に仕留めるなど、3者凡退で片づけた。三浦大輔監督が試合前「ファームからは、ストレートの質がだいぶ良くなったと報告を受けているので楽しみ」と明かしていた通りの内容だ。

 しかし、打順が2巡目に入った4回に落とし穴が待っていた。1死から村上に右中間フェンス直撃の二塁打を浴び、続くオスナに対してはカーブ、チェンジアップ、スライダーが低く外れ、1球もストライクが入らないまま四球を与えた。2死後、西浦にもボールが先行し、カウント2-0からストライクを取りにいった144キロ速球を左翼席へ運ばれたのだった。

 石田は「久しぶりの先発ということで、少し緊張はありましたが、きれいなマウンドに立てる機会を与えていただいたことに、感謝の気持ちを持ちながら投球しました」と感慨深げに語り、「4回はリズムが悪くなってしまいました」と反省した。

 突然変化球の制球を乱した格好だが、三浦監督は「問題はスタミナではないと思う。2巡目を意識し過ぎたかもしれない」と分析。「立ち上がりはボールの切りが良く、カーブをうまく使っていた。リードされる展開になったので、あそこで代えたが、いい投球だった」と合格点をつけ、次回も1軍で先発機会が「あると思います」と明言した。

 もともと石田は、2年目の2016年に先発で9勝を挙げ、2017、2018年と2年連続で開幕投手を務めた実績がある。1軍公式戦での先発は2019年9月16日の中日戦以来だが、その後、同年10月5日の阪神とのCSファーストステージ第1戦にも先発し、4回1失点に抑えている。昨季は全てリリーフで50試合に登板し防御率2.53をマークするなど、万能左腕だけに起用法が一定しないところもある。

「チーム事情でいろいろ経験を積んできたことを生かしながら、先発で頑張ってもらいたい」と三浦監督。7年目の28歳。そろそろ“キャラ”を定めて、安定した成績につなげたいところだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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