悲劇のエースは「異次元のエリートだった」 “絶品”変化球動画にファンため息

2016年に24歳で急逝したホセ・フェルナンデス【写真:Getty Images】
2016年に24歳で急逝したホセ・フェルナンデス【写真:Getty Images】

元マーリンズのフェルナンデス、24歳でボート事故に…

 悲劇のエースのエグすぎる変化球に、ファンが次々と哀悼の意を捧げている。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が紹介した投球動画には「異次元のエリートだった」「とんでもない才能の持ち主だった」とコメントが殺到した。

 投球の主は、2016年に16勝を挙げるなど活躍したホセ・フェルナンデス投手だ。2016年9月25日、ボート事故によりわずか24歳でこの世を去った。マーリンズでの4年間で通算38勝17敗を残し、未来を嘱望されていた。

 命日にあたる25日(日本時間26日)に公開された動画は、決め球にしていた大きく、鋭く変化するスライダーばかりを集めたもの。敬意を込めてか「この世で最も汚いスライダー」と題されている。ファンは「我々の世代で最高レベルの投手を失ってしまった」「5年も経ったなんて信じられない」と、時間の流れの速さにため息をつく。

 さらに日本人のファンは「本当だったら大谷選手より凄い投手になったって言われてた選手の1人なんだよな……」「当時日本人以外で1番好きなピッチャーだった」「もっと、投げている所が見たかった」と、今季、投手としても快進撃を続ける大谷と直接比較できないことを残念がっているようだ。

 日本プロ野球では元ヤクルトの伊藤智仁投手(現ヤクルト1軍投手コーチ)が投げていたスライダーが名刀として知られる。故障で短い時間の輝きに終わったのは共通点だ。短く、鮮烈な活躍だからこそ、より心に深く刻まれるのだろうか。

【動画を見る】鋭く、大きな変化に打者もお手上げ…フェルナンデスが投げていた変化球は絶品だ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY