20年ぶりPOへマリナーズは「良い野球できている」 “打の主役”33歳生え抜きの思い

Full-Countのインタビューに応じたマリナーズのカイル・シーガー【写真:盆子原浩二】
Full-Countのインタビューに応じたマリナーズのカイル・シーガー【写真:盆子原浩二】

カイル・シーガーは2011年にメジャーデビューしたフランチャイズ・プレーヤー

 2001年を最後にプレーオフから遠ざかっているマリナーズだが、今季はワイルドカード争いを演じるなど大健闘している。立役者の1人がカイル・シーガー内野手で、キャリアハイの35本塁打&100打点をマークしている。33歳のフランチャイズ・プレーヤーは「Full-Count」のインタビューに応じ、好調の理由について語ってくれた。【盆子原浩二】

 シーガーは26日(日本時間27日)時点で153試合に出場。打率こそ.216と低いが、35本塁打&100打点はメジャー11年目にしていずれもキャリアハイの成績を残している。「非常に誇りに思えること。打線の中軸を担う打者にとってみれば100打点は目標になるからね。僕のキャリアでも初めてのことなので、とても嬉しい」と語った。

 2009年にドラフト3巡目(全体82位)でマリナーズに指名され、2011年にメジャーデビュー。2016年ナ・リーグ新人王で昨年のワールドシリーズMVPのコーリー・シーガー(ドジャース)は弟にあたる。ここまで通算1392安打&242本塁打をマークし、14年にゴールドグラブ賞を受賞したスター選手は、昨年までとの打撃の違いについて「僕たちの打撃コーチは優秀だからね。シーズン序盤に色々調整したんだ」と説明。「今では(バットに)パワーを遥かに簡単に伝えられるようになった」と進化を実感している。

 自身初のプレーオフ進出に向けて負けられない試合が続く。「凄く楽しんでいるよ。良い野球ができている。願わくばこれを続けていきたいね」と語った。26日(同27日)のエンゼルス戦では「アンビリーバブルだね。対戦は楽しみだ」と話していた大谷翔平投手を相手に3打数1安打。トータル5打数2安打の活躍で勝利に貢献した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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