大谷翔平、残り6試合で“四球攻め”は? ゲレーロJr.&ペレスとのHR王争いを占う
大谷は6試合全て敵地、しかもプレーオフの可能性を残すマリナーズと3試合
特にヤンキースとの3連戦は、どちらにとっても負けられない試合となるために、ゲレーロJr.への警戒も高まりそう。とはいえ、ブルージェイズはゲレーロJr.の前後を打つセミエンやビシェットJr.、ヘルナンデスら強力な打者が揃うだけに、大谷のように勝負を避けられるシーンというのはなさそうだ。
ゲレーロJr.と同じ46本塁打のペレスはどうか。すでにプレーオフ進出が消滅しているロイヤルズは本拠地でインディアンス、ツインズと6試合を残す。両チームとも、すでにプレーオフ進出の可能性は消滅しており、残り試合は“消化試合”に。6試合全てが打率.303、25本塁打と得意としている本拠地での試合というのは、ペレスにとってはプラスとなりそうだ。
では、大谷はどうか。エンゼルスは28日(同29日)から敵地でレンジャーズと3試合を戦い、その後、シアトルへと移動してマリナーズと3連戦を戦う。全6試合をホームで戦うゲレーロJr.、ペレスと対照的に、大谷は6試合全てを敵地で戦わなければならない。大谷は今季ホームの打率.254、26本塁打に対し、ビジターは打率.262、19本塁打。本塁打数はやや少なくなっている。
また、レンジャーズはプレーオフ進出の可能性は残されていないものの、マリナーズはその可能性がまだ残っている。可能性を残したままであれば、エンゼルスとの最後の3連戦が重要な試合となる。エンゼルスは大谷の後ろを打つ打者が弱く、マリナーズ戦では再び勝負を避けられることも考えられる。さらに、大谷には10勝をかけて最終戦に先発する可能性もあるだけに、レンジャーズ戦で本塁打を増やせるかが鍵になりそうか。
泣いても笑っても、残り6試合。大谷は日本人初の本塁打王に輝けるか否か。最後の最後まで、この熾烈な争いから目が離せそうにない。
(Full-Count編集部)