大谷翔平の“勝ちたい”発言 指揮官は静観「チームを去りたいと話したわけではない」

会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)
会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)

マドン監督「勝ちたいという思いについての話をしていた」

■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間29日・アーリントン)

 エンゼルス・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)の敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発する。試合前、エンゼルスのジョー・マドン監督は、大谷が26日(同27日)のマリナーズ戦に敗れた後「勝ちたい気持ちが強い」と発言したことについて言及した。

 指揮官は大谷の発言を「全員が勝ちたいと思っている。彼はただ単に勝ちたいということを伝えたかったのだと思う。それにどれだけこのチームが好きかも言及していた。みんなが考えていること、そしてみんなが欲していることを、彼の口からその気持ちがこぼれただけだ」と受け止めている。

 さらに「全員が勝ちたいと思っている。次のレベルに進みたいとみんなが思っている。彼の気持ちを表したというだけのこと。彼が勝ちたいと言ったことを、どういうわけかこの場所を離れたいということに人々はつなげてしまっているのなら、それは私の聞いた話ではない」と続けた。

 大谷や水原通訳と、この件について話したことはないとし「そのような事柄に関して、私は必ずしも選手と話をしない」と今後も静観の構えだ。「彼はチームを去りたいと話したわけではなく、勝ちたいという思いについての話をしていた」と強調した。

 大谷は26日(同27日)の試合に投打二刀流で出場。7回1失点と好投しながら勝利をつかむことは出来なかった。試合後、将来的なエンゼルス残留意思を問われ「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きであるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思っています」と発言していた。

(Full-Count編集部)

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