投手・大谷翔平は今季終了 103年ぶり大偉業ならずも指揮官「投げないのが最善」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

9勝止まりで「2桁勝利&2桁本塁打」は来季以降に、マドン監督「打者に専念を」

 エンゼルスの大谷翔平投手は、10月3日(日本時間4日)に敵地で行われるマリナーズとの今季最終戦に先発せず、投手としては今季を終えることになった。ジョー・マドン監督が29日(同30日)の試合前会見で「彼は日曜日(3日)に投げない。残りシーズンは投球のことはもう気にせず、打撃に専念してもらいたい」と明らかにした。

 投打同時出場した26日(同27日)の本拠地・マリナーズ戦では7回10奪三振5安打1失点と好投。しかし打線の援護はなく、シーズン10勝目は3度目の持ち越しとなっていた。両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打の期待がかかる中、中6日を空けて最終戦での登板も予想されていたが、マウンドには上がらないことになった。

 指揮官は、大谷との話し合いで決めたことを明かし「今がシャットダウンするのに適したときだと感じているとのことだったから、そうすることにした。全く複雑なことじゃない」と強調。この日を含めて今季は残り5試合となる中、「打者・大谷」に注力することを選択。「彼は最後の2登板で非常に力強い投球をし、これ以上得るものはない。だから、投げないのが最善のことかなと思う。ただ、もう1度言うが、これは彼と会話の上で決めたことだ」と言い切った。

(Full-Count編集部)

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