中日で消えゆく“落合時代”の面影 山井&藤井が引退…世代交代も黄金期の再来遠く

2010年代中盤から功労者たちが相次ぎ引退、昨季はAクラスで上昇気配も…

 チームでは2010年代中盤から、黄金期を支えてきた功労者たちが相次いで現役に別れを告げてきた。山本昌、和田一浩、谷繁元信、森野将彦、浅尾拓也、岩瀬仁紀、荒木雅博、吉見一起……。さらに山井、藤井が去ることとなり、黄金期を知る現役選手は大島洋平や平田良介、今季14年ぶりに古巣復帰した福留孝介らと数少なくなった。

 顔ぶれは大きく変わり、与田剛監督2年目の2020年には8年ぶりのAクラス入り。強竜復活の気配が漂ったが、今季は序盤から苦しい戦いを強いられてきた。リーグトップのチーム防御率を誇る投手陣は整備されてきた一方で、若手の打者が育っていない現実は否めない。

 あと数年もしないうちに“強かったドラゴンズ”を知る選手はいなくなる。それまでに再び黄金時代を迎えることができるのか――。ベテラン陣の引退は、必然的に世代交代の成果を問われる節目にもなる。

(Full-Count編集部)

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