引退の斎藤佑樹 山あり谷ありのプロ11年…2年目で開幕投手、肩肘の故障も経験

日本ハム・斎藤佑樹【写真:AP】
日本ハム・斎藤佑樹【写真:AP】

「ご期待に沿うような成績を残すことができませんでした」

 日本ハムが1日、斎藤佑樹投手の今季限りでの現役引退を発表した。2011年に早大から入団し11年プレーし「ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました」と球団を通じコメントした。高校時代からの注目もあり、波乱万丈だったプロ生活を振り返る。

 スタートは順調だった。2011年4月17日のロッテ戦(札幌ドーム)にプロ初登板し、5回4失点(自責1)で初勝利を上げた。これは同年入団のルーキー一番乗り。球宴にも選出され、2試合に登板し無失点で抑えた。ローテーションの5番手を守り、6勝6敗、防御率2.69。

 2年目は開幕投手に指名され、3月30日の西武戦(札幌ドーム)に先発、1失点完投勝利を挙げた。4月20日のオリックス戦(ほっともっと)では初完封を記録。ただ徐々に成績を落とし、7月末には1軍登録を抹消された。復帰し巨人との日本シリーズでも登板するも、後に右肩の関節唇損傷が判明。2013年は1軍1試合登板に終わった。

 2014年は7月31日のロッテ戦(QVCマリン)に登板し、6回1失点で785日ぶりの勝利投手となった。ただ不振は続き、1軍6試合登板に終わる。翌2015年は2軍でクローザーを務めるなど適性を改めて探りながらの起用となり、1軍でもリリーフ登板が増えていく。

 2016年は入団以来の背番号「18」を「1」に変更。チームは4年ぶりのリーグ優勝、さらに日本シリーズで広島を破って10年ぶりの日本一となったが、斎藤は11試合で0勝1敗と未勝利に終わった。2017年から6試合、3試合、11試合と毎年1軍登板の機会はあったものの結果を残すことが出来ず、2019年限りで1軍から姿を消した。

 2020年は2軍戦の試合中に右肘を痛め、オフはリハビリに専念。今春のキャンプ序盤から200球近い投球を続け、回復ぶりをアピールした。7月12日の2軍DeNA戦(鎌ケ谷)で269日ぶりの実戦登板、その後11試合で3勝1敗、防御率5.63という数字を残している。

 ここまでの1軍成績は88試合登板で15勝26敗、防御率4.34。早実高時代に“ハンカチ王子”と呼ばれたことから世間の大きな注目の中で始まったプロ生活は、ひっそりと幕を下ろすことになった。

(Full-Count編集部)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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