大谷翔平は「ルースですらも及ばない」 二刀流での歴史的な1年に米メディア称賛

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米ヤフー・スポーツが今季の大谷を総括「本物の10ツールプレーヤーかもしれない」

 エンゼルスの大谷翔平投手が激動の2021年シーズンを終えた。マリナーズとの最終戦で46号本塁打を放ち、本塁打王こそ逃したが有終の美を飾った。元祖二刀流のベーブ・ルースと比較され続けた1年を米ヤフー・スポーツは「ルースですらも及ばない」と称えている。

 今季は打者として打率.257、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁。投手としても23試合に登板し9勝2敗、156奪三振、防御率3.18と投打でフルシーズンを戦い抜いた。ベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利・2桁本塁打」は来季にお預けとなったが数々の記録を塗り替える歴史的な1年となった。

 同メディアはここまでの功績を称え「ショウヘイ・オオタニの初めての二刀流選手としてのフルシーズンはベーブ・ルースですらも及ばない」との見出しで今季を振り返った。メジャー移籍当初は二刀流に懐疑的な見方もあったが「オオタニが4年目にしたことはいまだに現実のこととは思えない。野球選手の限界について私たちが知る全てを打ち壊した」と賛辞を送った。

 シーズン開幕から先発ローテに入り、投打同時出場の“リアル二刀流”も実現。登板前後にも打者として出場しチームを牽引する姿に「規定投球回には届いていないとはいえ、彼がしたことはベーブ・ルースを考慮に入れたとしても前例がないこと」と、そのタフネスぶりを称えている。

 160キロの直球にスライダー、伝家の宝刀・スプリットを交え打者を圧倒。打つだけでなくメジャートップクラスの脚力で26盗塁もマークした。野球選手として全てを兼ね備えた今季の大谷を「5ツールプレーヤーのことは忘れよう、本物の10ツールプレーヤーかもしれない、少なくとも7ツールだ」と最大級の賛辞を送っていた。

(Full-Count編集部)

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