大谷翔平、二刀流での活躍は「あの一発に端を発した」 マドン監督が忘れぬHRは?

「心身ともにどれだけ頑丈かが今年明らかになったと思う」

――今季は登板日前後の休み撤廃が大きな決断の一つだったと思うが、キャンプの時点ではどういう覚悟だったか
「彼がやっていることを私はしたことがない。だから(二刀流が)どういう気分なのか分からない。彼はメジャーリーガーであり、史上最もユニークなシナリオだ。心身ともにどれだけ頑丈かが今年明らかになったと思う。自分の状態を理解していた。そして私はこうも思う。我々に対して正直でいてくれたと。それが大きな要因。彼は自分らしくいること(プレーすること)でどう感じるかを理解している」

――今季は結果的にも固定概念を打ち破ったと思うが、そのために最も大事なことは
「カブスで監督をしていた際、(獲得を目指すカブスと)ショウヘイの面談に同席した。プレーを1度も見たことがなかった私はその時彼の映像を見た。彼の話を聞く態度、礼儀正しさに私は心から感心させられた。そして彼の監督をするチャンスを得た。彼は米国に投打両方をするためにやってきた。それが彼の目的ならこちらも敬意を払うのは当然のこと。昨年は私にとっても学ぶための経験だった。話を聞いてはプレーを見るを繰り返した」

――何か欠点はあるか
「私には分からない。他の選手たちと一緒にいる時を見ていると、彼らが(大谷に)惹かれているのがわかる。彼は何も変える必要がない。野球自体では昨年は投球も打撃も少しぎこちなさがあった。その時に今と同じ質問を受けていたら、答えは違っていただろう。打撃については、逆方向へ打球を運び、四球を受け入れる姿があった。1人の人間として非常に礼儀正しい若者だ。そして英語を学んでいるところだ。更に学んで行くうちに、もっと話の内容を聞き取れるだろう」

(Full-Count編集部)

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