大谷翔平の契約は「本当に難しい」 米敏腕記者が予想できない理由と残留へのポイント

Full-Countの取材に応じたケン・ローゼンタール氏【写真:小谷真弥】
Full-Countの取材に応じたケン・ローゼンタール氏【写真:小谷真弥】

エンゼルスが補強すべき投手もピックアップ「バーランダー、グリンキー、カーショーも」

「もし怪我せず健康な状態をキープできれば、どうなりますかねぇ……。どんな契約を得るかを考えるのはクレイジーなことかもしれませんが、ひとまず彼が活躍を続けられるかどうか注目してきましょう。それこそが世間にまだ残っている疑問です。今年の活躍を続けられるのかどうか」

「限界がないということを、世の中に示したと私は思っています。二刀流を続けて投打両方でハイレベルの活躍をすれば、金額も弾むことでしょう。体の状態次第ですね。『この活躍をどれくらい続けられるか分からない。短期間で大金を払う方がいいのでは』とチームは考えるかもしれません。本当に難しいです。前例のないことをしているのですから」

 これまでに大谷はFA時に残留したいかと問われ、「それ以上に勝ちたい」と発言。マドン監督、トラウトも同じような発言をしており、地区4位に沈んだチームの今オフの大型補強は必要不可欠な状況だ。ローゼンタール記者は補強ポイントについて、「ピッチング、ピッチング、ピッチング、ピッチング、ピッチング」と5連発。具体的な投手名も挙げた。

「シャーザーが(エンゼルスに)行きたいかどうかは私には分かりませんね。他の投手と同じようにナ・リーグで投げたいのかもしれませんね。他にもバーランダーやグリンキー、カーショーも(候補として)います。彼らより若いクラスとなるとストローマンもいます。とにかくエンゼルスは(投手陣の問題を)解決しなければなりません。ショウヘイだけでなく、監督もトラウトも(補強について)発言しましたしね」

 メジャー1年目の2018年から故障に苦しみ、今季の大活躍。来季は5年目のシーズンとなる。「今年と同じ活躍を期待します。彼の大活躍をね。健康だと仮定して、考えただけでも楽しくなりますね」。米球界を席巻した二刀流に今後も注目していくつもりだ。

(Full-Count編集部)

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