戦力外通告、5日間で9球団計41人に… 2度目の岐路は5人、かつての“ドラ1”3人も

戦力外となった多和田真三郎(左)と吉田一将【写真:荒川祐史】
戦力外となった多和田真三郎(左)と吉田一将【写真:荒川祐史】

DeNAは大量10人に通告、DeNA風張や“ドラ1”鈴木は2年連続

 プロ野球は両リーグともに優勝争いが佳境に入った一方で、4日から各球団で戦力外通告が始まった。8日までの5日間で、広島、ソフトバンク、ロッテ以外の9球団が発表。DeNAが大量10人に通告するなど、ここまで計41人がプロ人生の岐路に立った。

 通告を受けた選手の中には、かつてのドラフト1位も。西武の多和田真三郎投手は、2015年のドラフト1位で富士大から西武に入団。2018年に16勝(5敗)を挙げ最多勝を獲得したものの、19年オフに自律神経失調症を公表。今季は育成契約を結んでいたが、支配下登録は果たせなかった。

 オリックスの吉田一将投手も2013年のドラフト1位。JR東日本からオリックスに入団し、通算226試合に登板。55ホールドをマークするなどしたが、今季登板はなかった。また、阪神育成の鈴木翔太投手は、昨季に中日を戦力外になってから2年連続での通告となった。

 今回が2度目の戦力外になったのは、鈴木以外にもいる。2020年限りでヤクルトを去り、今季はDeNAでプレーした風張蓮投手も2年連続での通告を受けた身に。2019年に阪神を戦力外となった後、四国アイランドリーグplus・香川から2020年途中にヤクルト入りした歳内宏明投手も、再びNPB球団から来季契約を結ばないことを通告された。ほかにもDeNAの武藤祐太投手や中井大介内野手も2度目の戦力外となった。

 引退意向の選手もいれば、トライアウトを受験して現役続行を目指す選手も……。弱肉強食の勝負の世界とはいえ、ファンにとっては寂しい時期を迎えている。

(Full-Count編集部)

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