NPB再挑戦も視野の“自称ライスボーイ” 元楽天のレイズ右腕が語る進化と日本愛
元楽天でレイズのシャギワは強力リリーフ陣の一角、悲願のワールドシリーズ制覇を目指している
元楽天でレイズのJT・シャギワ投手は強力リリーフ陣の一角として奮闘している。昨季は日本球界でプレーし、今季から米球界に復帰。マリナーズからトレード移籍したレイズでは主に勝ちパターンを任されるまでになった。日本食を愛する30歳右腕に“進化”のワケを聞いた。
1打者どころか、1球ごとに守備位置を変える。低予算ながらもデータを徹底的に駆使したレイズ戦法が30歳右腕にマッチした。7月末に加入したレイズでは25試合登板し、5勝1敗6ホールド、防御率1.90。2年連続の地区優勝に大きく貢献した。
「ストライクゾーンをどんどん攻めている。僕たちの守備は素晴らしいんだ。攻めのプランをしっかり立てているよ。ゾーンの両側にストライクを投げてカウントを優位に進める。そこからは三振を奪えていると思うし、必要な時はゴロに仕留めることもできている。とにかく正しいプレーをしようとしているだけだよ」
楽天時代の昨季31試合に登板し、0勝3敗1セーブ、6ホールド、防御率5.81。シーズン終了後に自由契約になった。強烈な輝きを放ったわけではなかった。今季は2年ぶり米球界復帰となったものの、当初はマリナーズとのマイナー契約。2月のスプリングトレーニングは招待選手だった。