オリ山本、48年ぶり球団タイ記録の14連勝 8回2失点、3か月半負けなし独走17勝

ソフトバンク戦に先発したオリックス・山本由伸【画像:パーソル パ・リーグTV】
ソフトバンク戦に先発したオリックス・山本由伸【画像:パーソル パ・リーグTV】

“ガソリンタンク”米田哲也の球団記録に並ぶ、チーム連勝でロッテと3ゲーム差

■オリックス 6ー2 ソフトバンク(9日・PayPayドーム)

 オリックスの山本由伸投手が9日、PayPayドームでのソフトバンク戦で、球団タイ記録の自身14連勝となる今季17勝目を挙げた。8回計121球を投げ、6安打11奪三振1四球で2失点。ハーラートップを独走する17勝は、球団では2010年の金子千尋(現・弌大)以来11年ぶりとなった。

 山本は初回をわずか7球で3者凡退に仕留めると、2回にかけて3者連続三振と序盤から全開。5回に1点差に迫られたが、6回は先頭の川島、今宮と2者連続三振に仕留めるなど無失点。7回に連打で1死一、三塁を招き、松田の遊ゴロの間に1点を失ったが、その直後に味方打線が3点を追加。4点リードとなった8回も無失点に抑え、マウンドに仁王立ちした。9回はヒギンスが3人で締めて連勝を飾った。

 球団タイ記録の14連勝は、“ガソリンタンク”の異名を取った米田哲也氏(阪急)が1973年に記録して以来、48年ぶりの快挙となった。5月19日のロッテ戦(京セラドーム大阪)で今季5敗目を喫して以来、約3か月半も負けていない。

 2連勝のチームは首位を快走し、2位ロッテとは3ゲーム差に拡大。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の“投手3冠”へ突き進む絶対エースが、悲願への旗振り役となる。

【動画】好投する山本を援護! 変化球を完璧に捉えたモヤの先制2ラン

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