1位入札公表は2球団だけ 異例ドラフトのウェーバー順など開催概要をおさらい

プロ野球ドラフト会議が11日、都内のホテルで開催される
プロ野球ドラフト会議が11日、都内のホテルで開催される

ウェーバー順は10日終了時点の順位で決定、セ6位のDeNAから

「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内のホテルで開催される。今年は1位入札を公表したのが、西武の西日本工大・隅田知一郎投手、ソフトバンクのノースアジア大明桜高・風間球打投手の2球団だけと異例の少なさに。ドラフト会議直前まで各球団が他球団の動向を窺う異例の構図となっている。

 今年のドラフトは新型コロナ禍での開催ということで、昨年に続きオンライン方式で開催される。各球団はホテルの個室からオンラインで選手を指名。1位入札が競合となった場合は、代表者が別室の抽選会場に移動して、クジを引くことになっている。

 レギュラーシーズン終了後に開催されるのが通常だが、今季は東京五輪の中断期間があり、異例のシーズン中でのドラフト会議に。そのため、2位指名以降のウェーバー順は、10日終了時点での順位で決定。セパ隔年で与えられるウェーバー優先権はセ・リーグにあるため、セ・リーグ6位のDeNAからパ・リーグ6位の日本ハム、セ5位の中日、パ5位の西武、と順番に指名し、3位指名はパ1位のオリックス、セ1位のヤクルトの順に。その後はこれを繰り返していく。

 ドラフトでの指名人数は原則1球団10人以内。他球団が選択を終了して12球団で指名選手が計120人に満たない場合、120人に達するまで11人以上指名できる。支配下ドラフト終了後、合計120人に達しない場合は参加希望球団による育成ドラフトが行われる。

 指名可能選手は高校生、大学生はプロ志望届の提出者で、社会人は高卒3年以降、大卒2年目以降の選手となる。海外のプロ組織に所属した選手は、いずれかの球団がドラフト7日までにコミッショナーに通知し、選択可能であることを全球団に通告された選手。ドラフト指名されず独立リーグへ進んだ選手は最短1年で指名できる。

(Full-Count編集部)

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