巨人は抽選11連敗に… 西日本工大・隅田知一郎は4球団競合で西武が交渉権獲得

西日本工大・隅田知一郎【写真:上杉あずさ】
西日本工大・隅田知一郎【写真:上杉あずさ】

西日本工大から初の支配下でのドラフト指名に

 2021年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内のホテルで開催され、注目候補の西日本工大・隅田知一郎投手は西武が交渉権を獲得した。隅田には1位入札を公言していた西武をはじめ、広島、巨人、ヤクルトも入札し、最多4球団が競合。最初に引いた西武の飯田光男球団本部長が当たりクジを引き当てた。

 長崎・波佐見高出身の隅田は同高3年時に夏の甲子園に出場。西日本工大では1年春のリーグ戦から主戦投手として登板してきた。4年春には全日本大学選手権に出場。ストレートの最速は150キロを誇り、スライダー、カットボール、チェンジアップ、スプリット、ツーシーム、カーブと6種類の変化球を操る。

 西日本工大からのプロ入りは、昨年の育成ドラフト4巡目でヤクルトに指名された丸山翔大投手に続き2人目。支配下でのドラフト指名は初で、それがドラフト1位という快挙になった。

 巨人は2011年の外れ1位で松本竜也投手を引き当てて以降、昨年までくじ引き10連敗中。昨年も近大の佐藤輝明内野手(現阪神)に入札したものの、外れ外れ1位で平内龍太投手を指名した。今年は、通算のくじ引きで1勝11敗だった原辰徳監督ではなく、今村司球団社長がくじ引き役を務めたが、連敗は止められずに11連敗となった。

(Full-Count編集部)

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