ロマン溢れる“高身長選手”は 令和の怪物に西武のエース、復活目指す右腕も

鷹は160キロ腕&トッププロスペクトの逸材

○ソフトバンク・杉山一樹投手(3年目、23歳)
193センチ、102キロ
【1軍成績】
14試合1勝2敗1H、25奪三振、防御率3.98
【ファーム成績】
15試合5勝2敗、64奪三振、防御率1.40

 杉山は2018年ドラフト2位で入団。恵まれた体格から投げ込む150キロ台後半の直球と、鋭く縦に落ちるスライダーを駆使した、空振りの取れる投球スタイルが魅力だ。今季は開幕1軍をつかみ、4月7日の日本ハム戦では1回無失点でプロ初勝利をマーク、制球力に課題は残るが、5月11日のロッテ戦では、日本人投手として史上7人目となる160キロをマークした。

○ソフトバンク・カーター・スチュワートJr.投手(3年目、21歳)
198センチ、101キロ
【1軍成績】
11試合0勝2敗1H、36奪三振、防御率6.08
【ファーム成績】
12試合6勝1敗、55奪三振、防御率1.84

 スチュワートJr.は、18年の全米ドラフトでブレーブスから1巡指名(全体8位)を受けたが契約が合意に至らず、6年契約を提示したソフトバンクでのプレーを選択した。トッププロスペクトと称された19歳は異例の契約として大いに注目を浴びた。3年目の今季、8月15日にプロ初先発すると5回無安打無失点の圧巻の投球。けん制やクイック、フィールディングなども成長が見られるなど、米国出身のダイヤの原石は、着実に福岡で磨きがかかっている。

○西武・高橋光成投手(7年目、24歳)
190センチ、105キロ
【1軍成績】
26試合11勝8敗、121奪三振、防御率3.66

 高橋は前橋育英をで夏の甲子園初出場初優勝に導き、2014年ドラフト1位で入団。1年目から5勝を挙げた。エースとして期待を受けた今季は、初の開幕投手を勝利で飾ると、交流戦前まで自身5連勝の活躍。ゲン担ぎとして伸ばし続けた髪の毛も話題となった。クオリティスタート17度はチームトップを誇っている。

○西武・渡邉勇太朗投手(3年目、20歳)
191センチ91キロ
【1軍成績】
16試合3勝4敗2H、28奪三振、防御率3.86
【ファーム成績】
14試合2勝2敗、25奪三振、防御率5.29

 渡邉は、浦和学院から2018年ドラフト2位で入団した地元・埼玉出身の長身右腕。3年目の今季、中継ぎで1軍舞台を踏んだ。後半戦からは先発に挑戦。プロ初先発をプロ初勝利で飾るなど、ポテンシャル抜群の地元出身右腕にかかる期待は大きい。

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