打率.165…大不振の19年MVPが「ドジャースを生き返らせた」 POでの活躍を米評価

決勝適時打を放ったドジャースのコーディ・ベリンジャー【写真:Getty Images】
決勝適時打を放ったドジャースのコーディ・ベリンジャー【写真:Getty Images】

ベリンジャーはシーズンで打率.165もPOで殊勲打を放った

 昨季の世界一ドジャースは、ジャイアンツとのナ・リーグ地区シリーズを3勝2敗で制し、2年連続で優勝決定シリーズにコマを進めた。立役者の一人がコーディ・ベリンジャー外野手で、2勝2敗で迎えた14日(日本時間15日)の第5戦で9回に貴重な勝ち越し打を放った。2019年にシーズンMVPを受賞した26歳は今季怪我にも泣かされ、打率.165と低迷したが、米メディアは「10月に形成を逆転させた」と伝えている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「コーディ・ベリンジャーが一振りでドジャースをナ・リーグ優勝決定シリーズに導いた」との見出しで詳報。1-1で迎えた9回1死一、二塁で放った値千金の勝ち越し右前適時について「チャンスで回ってきた時はシンプルでいられるよう、自分らしくいられるようにするだけ。あのチャンスに自分らしくいられて、自分の仕事に徹することができて本当に嬉しかった」とのベリンジャーのコメントを紹介した。

 2017年に新人王、2019年には47本塁打を放ちMVPを受賞したベリンジャーだが今季は大不振。レギュラーシーズンでは95試合出場、打率.165、10本塁打に終わった。昨年オフに右肩手術、今年4月に左腓骨の亀裂骨折、9月には左肋骨を骨折するなど怪我続きで「ベリンジャーの今年は怪我の泥沼、不十分なスイング、しばしばその両方が組み合わされたものだった。MVP受賞から2年で、規定打席に到達している選手の中で最低の打者の1人になった」と記事は指摘する。

 それでもプレーオフでは存在感を発揮。カージナルスとのワイルドカードゲームではクリス・テイラーのサヨナラ2ランを呼ぶ四球を選び、地区シリーズ第2戦で2点タイムリーを放つなど、打率.294(17打数5安打)をマークしており、記事は「10月に形成を逆転させた」と評価。「ドジャースを生き返らせ、レギュラーシーズンの不振を忘れさせるためのチャンスを自分自身に与えた」と伝えている。

 また、ベリンジャーの活躍について同僚のトレイ・ターナーは「今年がどんなものであったとしても、それが彼の送った1年だった。でも、そのことは忘れないといけないし、彼はそうしたんだ。彼は練習して、バットを振って答えを見つけようとした。許されるためには一振りで十分なんだ」とコメント。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は「レギュラーシーズンのことを洗い流し、ポストシーズンにスイッチを合わせることができたのは大きい。彼の努力は、誰にとっても無駄ではなかった。あのような形で彼が報われたのは見ていてとても楽しかった」と称賛している。

(Full-Count編集部)

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