秋山翔吾の来季の立場は? 定位置争う“大本命”ライバルは「信頼しがたい」

レッズ・秋山翔吾【写真:Getty Images】
レッズ・秋山翔吾【写真:Getty Images】

中堅手はドラ1有望株に期待も…「ジ・アスレチック」は懐疑的な見方

 レッズの秋山翔吾外野手がメジャー2年目のシーズンを終えた。今季は88試合に出場して打率.204、12打点、2盗塁。来季の立場はどうなるのだろうか。米複数メディアがチームの課題や展望を明かしている。

 MLB公式は「レッズが今オフに直面する5つの重要な問題」として、外野の定位置争いに着目。右翼手はニック・カステヤノス外野手がオプアウトの権利を行使してFAとなれば大きな穴がでる。仮に退団となった場合は補強に乗り出すことになるが、ニック・クラールGMによると現状では今オフの予算は決まっていないとしている。

 中堅手については「ニック・センゼルに復帰してもらうことを願っている」と言及。2016年ドラフト1巡目でレッズに指名されたセンゼルは今季膝の故障の影響で36試合出場にとどまり、シーズン終了をILで迎えた。そのセンゼルの穴を埋めるパフォーマンスを見せたタイラー・ナキン外野手を「打撃が強力な左打者で、来季は中堅手か両翼どちらかを務めることになり得る」と評価している。

 また今季打率.305、24本塁打71打点とキャリアハイの成績を残し主に左翼を務めたジェシー・ウィンカー外野手は、来季も「強打者として打線に名を連ねる」と大きな期待を背負うことになるという。そしてユーティリティのホセ・バレロ内野手が中堅手を務めることになれば、センゼルは出場機会がレギュラークラスに近いユーティリティになるとも予想。その脇を固める存在として「TJ・フリードルも控え選手として外野で出場機会を得る候補になるはずだ」との評価を下した。

 一方、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は故障の多いセンゼルに「信頼することは難しい。健康であることやシーズンを通じてプレーできる状態であることを証明しない限り、そのポジションは彼のものではない」と厳しい口調。“代役”には、今季終盤に中堅の守備を経験したバレロを第一候補としながら、ほかの候補として「ナキン、アキーノ、アキヤマも含まれる」と秋山の名前を挙げた。

(Full-Count編集部)

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