セのタイトル争いは大混戦…本塁打王は譲らぬ三つ巴、最多勝は“新顔4人”が候補

ヤクルト・村上宗隆、広島・鈴木誠也、巨人・岡本和真(左から)【写真:荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆、広島・鈴木誠也、巨人・岡本和真(左から)【写真:荒川祐史】

本塁打は岡本和&村上が39号でトップ、鈴木誠が9月に月間13本を放ち猛追

 2021年シーズンは、各チーム残り10試合を切った。セ・パとも予断を許さない優勝争いやクライマックスシリーズ進出の行方に注目が集まる中、タイトル争いも見逃せない。すでに確定しているタイトルがある一方で、熾烈を極める部門も。特にセ・リーグでは、最後の最後までもつれそうなタイトルも多い。(成績は17日現在)

 デッドヒートを繰り広げているのは、打撃主要3部門。中でも、本塁打はヤクルト・村上宗隆内野手と巨人・岡本和真内野手の39本。猛追するのが広島・鈴木誠也外野手だ。9月に月間13本を放ち、17日の阪神戦(甲子園)でも1試合2発。38本まで伸ばし、1本差で射程圏内に入れている。

 その鈴木誠は現在、打率.325でトップに立つが、阪神・近本光司外野手が打率.318、DeNA・桑原将志外野手も打率.310と迫る。打点では、岡本和が112打点。107打点の村上に5差をつけてトップに立っているが、試合数は巨人は残り4試合に対し、ヤクルトは8試合。逆転のチャンスはまだまだありそうだ。

 同僚対決となっている盗塁王争いは、阪神のドラフト6位ルーキー・中野拓夢内野手が27盗塁で、24盗塁の近本を抑えてトップに立っている。今季ブレークしたヤクルト・塩見泰隆外野手が21盗塁で3位につけている。

最多勝争いは5人が射程圏内、最高勝率は現時点で該当者なし

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