巨人は今後10人超の戦力整理が必要? ドラフトで7人増、支配下枠は現状76人に

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

ドラフトでは6投手含む7人を指名も、現時点で戦力外通告は松井1人だけ

 11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で77人が12球団から指名を受けた。その一方で、第1次戦力外通告期間が進み、各球団が来季に向けた戦力整理を進めている。ここでは各球団のドラフト指名人数、現時点での支配下登録数を検証してみよう。

 今回はセ・リーグの巨人だ。ドラフトでは、1巡目で西日本工大の隅田知一郎投手を抽選で外し、関西国際大の翁田大勢投手を外れ1位で指名。2位でJR東日本の山田龍聖投手、3位で日大の赤星優志投手を指名するなど計7人、そのうち6人が投手という投手補強に特化した戦略となった。

 一方で現状、支配下登録選手で戦力外通告を行ったのは、2018年ドラフト5位の松井義弥内野手だけ。チームはクライマックスシリーズ進出の可能性が残っており、シーズン中の通告期間ということもあって、まだ戦力整理は本格化していない。

 ただ、今季の支配下登録人数は上限いっぱいの70人。ここにドラフト指名選手7人が加わり、松井が外れることから、現状で支配下選手は上限を大きくオーバーする76人となっている。来季の開幕前までに、支配下登録人数を62人程度にしようとするには、14人ほどの戦力整理が必要となる。

 1次での通告が、松井だけという状況を鑑みると、今後、外国人選手の自由契約、戦力外通告や育成再契約など、大幅な戦力整理が行われることになりそうだ。

○巨人(支配下登録70人)

・戦力外
松井義弥内野手

・ドラフト
1 翁田大勢投手(関西国際大)
2 山田龍聖投手(JR東日本)
3 赤星優志投手(日大)
4 石田隼都投手(東海大相模高)
5 岡田悠希外野手(法大)
6 代木大和投手(明徳義塾高)
7 花田侑樹投手(広島新庄高)

(Full-Count編集部)

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