37歳で2度目の“100億円以上”なるか 今オフFAのシャーザーに米メディア「見込みある」

ドジャースのマックス・シャーザー【写真:AP】
ドジャースのマックス・シャーザー【写真:AP】

シャーザーは2015年にナショナルズと7年総額約240億円で契約を結んだ

 今オフのメジャーリーグのFA市場は先発投手に大物がそろう。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はFAになる選手を「下調べする」として、注目の投手を挙げている。今季2球団で計15勝を挙げたドジャースのマックス・シャーザー投手に関しては「生涯2度目の億ドル単位の契約を結ぶ見込みがある」と評価した。

 シャーザーは今年7月末にナショナルズから交換トレードでドジャースへ移籍。両球団で計30試合に登板、15勝4敗、防御率2.46をマークした。記事は、通算4度目のサイ・ヤング賞を受賞する可能性に言及し「シャーザーは自身のキャリアの中でも最高レベルの姿である」と称賛した。一方で問題があるとすれば今年7月に37歳になったことだとし、FA市場で移籍先を選定する上で「唯一上限を定めてしまう要素は年齢だ」とも指摘している。

 ただ、ジャスティン・バーランダーが2019年3月、36歳でアストロズと2年6600万ドル(約75億3200万円)で契約延長したことに触れ「シャーザーならそれを年数でも年単位の平均額でも上回る契約を求めることは当然可能だろう」とも。そして「生涯2度目の億ドル単位のFA契約を結ぶ見込みがある」と予測した。

 シャーザーは2015年1月にナショナルズと7年総額2億1000万ドル(約240億円)の契約を結んだ。なお、過去にクオリファイングオファー(QO)を拒否したことがあるため、QOは受けられない。

 また、今季13勝を挙げたブルージェイズのロビー・レイは、QOを拒否した場合には「5~6年で億ドルの契約を結べる」とも。14勝をマークしたジャイアンツのケビン・ガウスマンは昨季QOを受けており「先発投手としては今オフ最大規模の契約を求め、レイと競い合うだろう」と予想している。

 記事は他にもメッツのマーカス・ストローマン、ブルワーズのコービン・バーンズ、ホワイトソックスのカルロス・ロドン、アストロズのザック・グリンキー、ドジャースのクレイトン・カーショーらについても言及。有力先発投手がどんな選択をするのか、注目される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY